【摘要】:本研究では、日本語による依頼談話の有効データとして、41例のデータがある。そのうち、依頼者が親しい先輩に依頼する談話は17例、依頼者が親しい後輩に依頼する談話は8例である。まず、5.1節において、「話段」による依頼談話の構造分析の結果を述べる。
本研究では、日本語による依頼談話の有効データとして、41例のデータがある。人間関係によってデータの詳細を見ると、上下関係が無い場合、すなわち親しい同輩同士による依頼談話は16例あり、上下関係がある場合の依頼談話は25例ある。そのうち、依頼者が親しい先輩に依頼する談話は17例、依頼者が親しい後輩に依頼する談話は8例である。
本章では、第四章で示した本研究の分析単位となる「発話」、「話段」、「小話段」の認定方法に基づき、マクロ的な視点による分析結果からミクロ的な視点による分析結果まで日本語による依頼談話の分析結果を5節に分けて述べる。まず、5.1節において、「話段」による依頼談話の構造分析の結果を述べる。次に、「小話段」という単位によって、5.2節と5.3節に分けて、【依頼】と【依頼応答】という2話段の構成を考察し、日本語による依頼行動の特徴および依頼談話の構造パターンの形成要因を追求する。続いて、5.4節において、「発話」という単位によって、依頼談話における依頼者と被依頼者の参加態度を考察し、両者の共同作業の様態を指摘する。最後に、5.5節において、日本語による依頼談話の特徴をまとめる。
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