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各章のまとめ

时间:2023-04-07 理论教育 版权反馈
【摘要】:まず、第一章では、研究の動機を述べた後、「依頼」に関する研究の現状を示し、対照研究の可能性という視点から問題提起を行い、本研究の目的を明示した。第二章では、本研究の研究対象および研究単位に関する先行研究をそれぞれまとめた。また、談話の全体上において、依頼者と被依頼者の参加態度が異なる。

まず、第一章では、研究の動機を述べた後、「依頼」に関する研究の現状を示し、対照研究の可能性という視点から問題提起を行い、本研究の目的を明示した。

第二章では、本研究の研究対象および研究単位に関する先行研究をそれぞれまとめた。まず、「依頼」に関する先行研究を紹介しながら、本研究における「依頼」および「依頼談話」の定義を示した。次に、本研究の分析単位となる「話段」、および「話段」の認定と緊密に関連している「発話機能」についての先行研究を紹介した。最後に、先行研究の問題点を指摘した上で、本研究の研究課題を提示した。

第三章において、本研究の調査対象、調査内容および調査方法を述べた上で、調査から得られた有効データの詳細と、データの文字化ルールを具体的な談話例を通して説明した。

第四章では、本研究の分析の枠組みとして、「発話」「小話段」「話段」という3つの単位を設定し、それぞれの単位を用いて、依頼談話のどの側面を考察するかを述べた。また、実際のデータを検討した結果に基づき、「発話機能」「小話段」「話段」の認定の仕方について述べた。

第五章は、「話段」「小話段」「発話」という順に、それぞれの単位を用いて日本語による依頼談話を分析し、依頼談話の構造パターン、依頼行動、談話参与者の参加態度という3つの部分に分けて日本語による依頼談話の特徴を述べた。具体的には、以下のとおりである。

①日本語による依頼談話の構造パターンとして、基本型、反復型、放棄型という3種類の類型が見られた。そのうち、基本型と反復型がほぼ差がなく現れたが、反復型の出現動機によって分けると、依頼者の自主判断による反復型が多く見られる。また、依頼者と被依頼者の上下関係の有無によって見ると、JX—JYj

②【依頼①】における小話段の構成タイプを分析したことによって、日本語による依頼談話に傾向性が見られた。すなわち、日本人依頼者は【(〔依頼予告〕)+〔依頼事情の説明〕+〔依頼応答の要求〕】という構成で依頼行動を行う傾向がある。そのうち、〔依頼予告〕は依頼者と被依頼者の人間関係によって使い分けられている。さらに、日本語による依頼行動において、〔依頼事情の説明〕が欠かせないストラテジーとして認められる。

③日本人同士となる依頼者と被依頼者は一つの依頼談話の完成に対する貢献度がほぼ一緒であるが、「あいづち的な発話」の使用率によって見ると両者の参加態度が異なる。また、話段によって、依頼者も被依頼者もその参加態度の変化が見られる。さらに、一つの典型的な基本型の依頼談話において、依頼者と被依頼者の参加態度による関わりが「一進一退」方式と見られる。

第六章では、第五章と同じ手順で中国語による依頼談話を分析し、中国語による依頼談話の特徴を談話の構造パターン、依頼行動、談話参与者の参加態度という3つの部分にわけて論述した。具体的には、以下のとおりである。

①中国語による依頼談話の構造パターンとして、基本型、反復型、放棄型、回帰型という4種の類型があるが、基本型は最も多く見られた。また、反復型の依頼談話は、その出現動機で分けると、依頼者の自主判断より、被依頼者の態度によるものが多く見られる。なお、依頼者と被依頼者の上下関係の有無によってみると、CX—CYpの場合、基本型と反復型がほぼ一緒であるが、反復型において、被依頼者の態度によるものが多い。CX—CYsの場合、基本型は反復型より圧倒的に多く見られ、反復型において、被依頼者の態度によるものが多い。CX—CYjの場合、基本型は反復型より多く見られ、反復型において、依頼者の自主判断によるものである。

②【依頼①】における小話段の構成タイプを分析したことを通して、中国語による依頼行動において、ストラテジーとなる小話段の使用種類と構成タイプのバリエーションが非常に豊富であるが、〔依頼応答の要求〕が最も多く用いられることが明らかにした。具体的にいうと、〔依頼応答の要求〕はほとんどの【依頼】に用いられ、また一つの話段において2回か3回まで用いられるケースも見られた。その際、「依頼」の目的を大まかなものから具体的な内容までのように、ステップ化とした〔依頼応答の要求〕が見える。最後に、依頼者と被依頼者の人間関係によってみると、依頼行動における小話段の種類および構成タイプに差異が見られる。

③一つの依頼談話を完成するには、中国人の依頼者は被依頼者より貢献度が大きい。また、談話の全体上において、依頼者と被依頼者の参加態度が異なる。さらに、話段によってみると、被依頼者の参加態度に変化が現れるが、依頼者の参加態度は談話終始にわたり、能動的で、変わらない。最後に、談話の展開に伴い、両者の関わりを見ると、談話のはじめと終わりに「一進一退」であるのに対し、談話中は「同進」というような対抗関係に見える。

第七章では、第五章と第六章の日中両言語の分析結果に基づき、日本語と中国語の対照分析を行った、両言語に見られる依頼談話の共通点および相違点を明らかにし、さらに、それらの相違点を生じたそれぞれの言語社会の文化的要因を究明した。その結果、日中両言語社会において、依頼に対する認識、依頼の許容範囲、および学校環境における「序列意識」が異なることが明らかになった。

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